こんなお悩みはありませんか?
「うちの事務所にパソコンが何台あるか、実は正確に把握していない……」
「退職したスタッフが使っていたパソコン、このまま誰かに渡して大丈夫?」
「気づかないうちに有料ソフトの契約が自動更新されていて、無駄なお金を払っていた!」
少人数のオフィスや店舗では、日々の業務に追われてパソコンやネット機器の管理が後回しになりがちですよね。
専門のIT担当者がいない「ひとりIT」状態のオフィスならなおさらです。
でも大丈夫です!難しいシステムを導入しなくても、Excelやスプレッドシートを使って無料で今すぐ始められる「IT資産管理」のやり方を分かりやすく解説します。
そもそも「IT資産管理」ってなに?
「IT資産」と言うと難しく聞こえますが、要するに「仕事で使っているパソコン、スマホ、ネット機器、ソフトなどのリスト(台帳)」を作って管理することです。
身近な例で例えてみましょう。
- パソコンの部品(スペック)
- CPU:パソコンの「頭脳の良さ・処理スピード」です。
- RAM(メモリ):作業をする「机の広さ」です。机が広いほど、同時にたくさんの書類を開いて作業できます。
- SSD/HDD:書類を片付ける「引き出し・保管庫の大きさ」です。
IT資産管理とは、これらの「頭脳(CPU)」「机の広さ(RAM)」「引き出しの大きさ(SSD)」がどれくらいあるパソコンが、オフィスの中に何台あって、誰が使っているかを整理整頓する作業のことです。
なぜIT資産管理が必要なの?(3つの大きなメリット)
面倒そうに思える管理ですが、やるとやらないでは大違いです。
- 無駄な出費を減らせる
使っていない有料ソフトの契約を解約したり、まだ使えるパソコンがあるのに新しく買ってしまうミスを防げます。 - セキュリティの穴をふさぐ
古いOS(Windowsなど)のまま放置されたパソコンは、ウイルスの格好の標的になります。
管理表があれば、「このパソコンはOSの更新が必要だな」とすぐに気づけます。 - トラブル時の対応が早くなる
「ネットが繋がらない!」というときも、交通整理の司令塔(ルーター)やLANケーブルの延長タップ(スイッチ/ハブ)がどこに何台あるか分かっていれば、すぐに原因を突き止められます。
ゼロから作る!かんたんIT資産管理台帳の3ステップ
特別なソフトは不要です。
ExcelやGoogleスプレッドシートを開いて、以下のステップで進めてみましょう。
ステップ1:オフィスの中にあるIT機器をすべて書き出す
まずは紙とペンを持って、オフィスを見渡してください。
以下のものをリストアップします。
* パソコン(デスクトップ、ノート)
* タブレット・スマートフォン(仕事用)
* 交通整理の司令塔(ルーター)や、LANケーブルの延長タップ(スイッチ/ハブ)
* みんなで使うデータの整理棚(NAS:ネットワーク対応のハードディスク)
* プリンターや複合機
ステップ2:Excelに項目を入力する
リストアップしたものをExcelに入力していきます。
表の縦列(ヘッダー)には、以下の項目を作ると便利です。
| 管理番号 | 機器の種類 | 使用している人 | メーカーと機種名 | 購入日(おおよそでOK) | OSのバージョン | 頭脳(CPU) | 机の広さ(RAM) | 引き出しの大きさ(SSD/HDD) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| PC-001 | ノートPC | 山田太郎 | 富士通 LIFEBOOK | 2023年4月 | Windows 11 | Core i5 | 8GB | SSD 256GB |
| NW-001 | ルーター | 事務所の棚の上 | バッファロー XXX | 2022年10月 | – | – | – | – |
最初はわかる範囲で埋めるだけで十分です。
ステップ3:インストールされているソフト(ライセンス)も記録する
パソコン本体だけでなく、Microsoft 365(WordやExcelなど)やウイルス対策ソフト、会計ソフトなどの契約状況も別のシートに記録しておきましょう。
「誰のアカウントで何台分契約しているか」を書いておくだけで、無駄な二重契約を防げます。
【超重要】押し売り営業やリース契約の罠に注意!
IT機器の管理を始めると、「オフィスのセキュリティ対策は万全ですか?」「古いルーターを使っていると危険です」といった電話や訪問営業が来ることがあります。
ここで絶対に知っておいてほしい超重要な注意点があります。
事業者として結ぶ契約(事業者契約)は、クーリングオフ制度の対象外(適用されない)となります。
個人向けの契約であれば「やっぱりやめます」と後から契約を解除できるルール(クーリングオフ)がありますが、お店やオフィスの名義で契約した場合は、たとえ強引な営業で契約させられてもクーリングオフは使えません。
特に以下のようなケースには十分注意してください。
* 高額なリース契約の押し付け:月々数千円〜数万円という「安く見える金額」で、総額100万円を超えるような交通整理の司令塔(ルーター)やセキュリティ機器(UTM)、ITサポート、パソコンなどのリース契約を何年間も組まされ、途中で解約できなくなるトラブルが多発しています。
* 不安を煽るトーク:「このままだと法律違反になります」「サポートが終わるので今すぐ変えないとパソコンが壊れます」などの言葉に騙されず、まずは自分たちが作った管理台帳を確認し、信頼できる相談先に確認しましょう。
今すぐできるアクション
今日の最初の第一歩として、「オフィスにあるパソコンの台数を数えて、それぞれのデスクトップ画面の写真をスマホで1枚ずつ撮る」ことから始めてみましょう!
画面の「設定」アプリからパソコンの情報(OSやスペック)を確認できるので、写真を見ながら後でゆっくりExcelに入力すればOKです。
まずは「何がどこにあるか」を意識することから、ゼロからのIT資産管理をスタートさせてみてください。




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