こんなお悩みはありませんか?
- 「社員用のパソコンを新しく買いたいけれど、どれを選べばいいかわからない」
- 「『ビジネス向け』のルーターやデータ保存用機器は、家庭用と何が違うの?」
- 「営業マンから提案された見積もりが、適正な価格なのか判断できない」
社員数が5名から30名ほどに増えてくると、家庭用のIT機器では「動きが遅い」「よくネットが切れる」といった限界が見えてきます。
だからといって、大企業向けの超高級な機器を揃える必要はありません。
この記事では、専門用語をわかりやすく解説しながら、社員数5〜30名のオフィスに「本当にちょうどいいIT機器の選定基準」をお届けします!
1. パソコンの選定基準(机と頭脳のバランス)
まずは、仕事に欠かせないパソコン(PC)選びです。
パソコンの性能(スペック)は、よく「勉強や事務作業」に例えられます。
- CPU(頭脳の良さ・処理スピード)
パソコンの「頭脳」です。
ここが良いほど、難しい計算や重い処理をテキパキとこなせます。 - RAM / メモリ(作業机の広さ)
作業をする「机の広さ」です。
机が広い(メモリが大きい)ほど、資料をたくさん広げて(複数のアプリを同時に起動して)も作業がスムーズに進みます。 - SSD / ストレージ(引き出しの大きさ・収納力)
書類をしまっておく「引き出しの大きさ」です。
以前主流だった「HDD(ハードディスク)」に比べて、「SSD」はデータの読み書きが驚くほど速いのが特徴です。
事務作業に最適な「ちょうどいいスペック」
一般的な事務仕事(Word、Excel、ブラウザでの検索、Zoom会議など)であれば、以下の基準で選ぶのが最もコスパが良く、長く快適に使えます。
- CPU:Intel(インテル)社の「Core i5」、またはAMD社の「Ryzen 5」以上
- メモリ(RAM):「16GB(じゅうろくぎがばいと)」(※8GBだと、少し重い作業やZoomを使ったときに動きが遅くなりやすいです)
- ストレージ(SSD):容量「256GB」または「512GB」のSSD(HDDは遅いため絶対に避けてください)
2. ネットワーク機器の選定基準(交通整理と配線の拡張)
次に、みんなで快適にインターネットを使うための機器です。
- ルーター(交通整理の司令塔)
外のインターネットとオフィスをつなぐ「交通整理の司令塔」です。 - 選定基準:社員数が5〜30名の場合、一人あたり「パソコン+スマホ」の2台をネットワークにつなぐと仮定すると、機器の数は合計30〜60台以上になります。そのため、接続台数の目安が「50台〜100台対応」と書かれているビジネス用ルーター(数万円程度〜)を選んでください。
- スイッチングハブ(LANケーブルの延長タップ)
有線LANケーブルの差し込み口を増やす「LANケーブルの延長タップ」です。 - 選定基準:データの通り道が広い「ギガビット対応(1000Mbpsまたは1Gbps対応)」と書かれているものを選んでください。また、金属製のケースのものは熱に強く壊れにくいため、オフィスでの使用に適しています。
3. データ保存機器(NAS)の選定基準(みんなの整理棚)
全員でファイルや資料を共有するために、「NAS(みんなで使うデータの整理棚)」を設置しましょう。
- NAS(ナズ)
ネットワークを通じて全員で共有できるデジタル上の本棚です。
接続されている各パソコンには、「IPアドレス(ネットワーク上の部屋番号・住所)」があるおかげで、この整理棚へ迷わずにファイルを出し入れできます。 - 選定基準:
中にハードディスクを2本以上入れられるもの(2ベイや4ベイと呼ばれるもの)を選びます。
これらは、万が一1本のハードディスクが故障しても、もう1本に同じデータが自動保存されているためデータが消えない仕組み(RAID 1など)を持っています。
信頼できるメーカー(SynologyやQNAPなど)の製品が人気です。
【超重要】不要な「高額IT機器のリース契約」に騙されないで!
IT機器の選定で、最もトラブルが多いのが「押し売りの高額リース契約」です。
「オフィスのセキュリティを高める専用機器(UTM)が必要です」「最新の高速ルーターとパソコンをセットで月々数千円でリースできます」といった甘い言葉で、強引に契約を迫る業者が後を絶ちません。
ここで、絶対に知っておくべき法律の知識があります。
「事業者契約(法人名義や個人事業主としての契約)は、クーリングオフ(無条件での契約キャンセル)の対象外」です。
個人の買い物ならクーリングオフが使えますが、ビジネス目的の契約には適用されません。
一度「リース契約」を結んでしまうと、途中で「やっぱり不要だった」「他で安く買える」と気づいても、に解約できず、5〜7年にわたって毎月お金を払い続けることになります。
総額で数十万〜100万円以上を騙し取られるケースも多いです。
パソコンやルーターは、ご自身で家電量販店や公式通販サイトから現金またはクレジットカード等で購入する方が、圧倒的に安く、余計なトラブルに巻き込まれません。
今すぐできるアクション
無駄な買い物を防ぐために、まずはご自身のパソコンの性能を確認してみましょう。
- Windowsパソコンの「設定」アプリを開く(スタートボタンの歯車マーク)
- 「システム」をクリックし、一番下にある「バージョン情報」を開く
- 「実装 RAM(メモリ)」の数字を確認する
もしここが「8GB」以下で動作が遅いと感じているなら、次のパソコン購入時は「16GB」以上のものを選ぶことをおすすめします。
これだけで日々の業務効率がぐっと上がりますよ!




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